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ミステリの祭典

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水魑の如き沈むもの
刀城言耶シリーズ

作家 三津田信三
出版日2009年12月
平均点6.62点
書評数21人

No.1 6点 マニア
(2010/01/08 23:39登録)
民俗ホラーとミステリの融合を謳う「刀城言耶シリーズ」の最新作!独特の世界観は健在でその面では楽しめた。一癖ある登場人物達もとても魅力的でみんないい味出してる!

水の神「水魑」を祀る、奈良の山中の村を舞台にした不可解な連続殺人がテーマ。雨乞いの儀式中、密室となった湖で殺された「神男」!次々に殺されていく儀式関係者。登場人物達の思惑も交錯し、謎が謎を呼ぶ・・・。そして、お決まりの2転3転するラストへ!!

と、確かにストーリーとしては面白いと感じたが、肝心の密室トリックに関しては見るべきところは特に無く、過去の長編に比べパワーダウンした感じに思える。シリーズものとしてのマンネリ感も多少伺えるかな(その点では、祖父江偲の登場機会増加は良かった!今後にも期待!!)。

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