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ミステリの祭典

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絵が殺した
大阪府警シリーズ

作家 黒川博行
出版日1990年06月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 ʖˋ ၊၂ ਡ
(2026/05/18 12:27登録)
富田林の竹林で発見された白骨死体の身元を洗うことになった吉永刑事と小沢刑事は、その男が黒田という画家で丹後半島で海に落ちたまま行方不明になっていたことを知る。黒田とつながりのある美術ブローカーの矢野から、黒田が二十年前の贋作事件に関わっていたことがわかる。
物語は贋作をはじめ、美術界の裏事情を背景にした追跡小説仕立ての警察小説で、容疑者が次々と死体となって発見されていくオーソドックスな展開。密室トリックあり、アリバイ崩しありだが、いかにも作者らしいのは人物描写と生き生きとした会話だろう。とりわけ捜査に強引に割り込んでくる矢野の存在が光っている。

No.1 6点 ZAto
(2009/10/17 13:04登録)
正直いえば刑事が容疑者のひとりとコンビを組んで捜査に乗り出す展開はやり過ぎだったと思うし、
真犯人のアリバイと密室殺人を崩すきっかけとなる種明かしも高尚なものとはいい難い気もした。
しかし、例えば土砂降りの中をずぶ濡れになって事件現場まで走る刑事たちの以下のやりとりを思い出すと
どうしても口元が緩んでしまい、四の五のいっても仕方がない気にさせる。

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