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ミステリの祭典

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英国人の血
クレイマー警部補&ゾンディ刑事

作家 ジェイムズ・マクルーア
出版日1982年11月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 mini
(2010/06/12 09:49登録)
昨日いよいよワールドカップが開幕した
舞台は南アフリカ
ミステリーの世界で南アフリカと言えばもちろんジェイムズ・マクルーアだ
シリーズ第1作「スティーム・ピッグ」には感心してしまったが、「英国人の血」は作者が書き慣れてしまったのが裏目に出たのか、ちょっと読み難く感じる
相変わらずヴィヴィッドな会話文は良いんだけど、度が過ぎて意味が解り難くなっている部分も散見された
シリーズ中でも最も本格寄りだと言われる作だが、逆に警察小説としての面白さは「スティーム・ピッグ」の方が上だ
本格寄りと言われる理由の一つになっているのが、巨人が徘徊するという謎だが、これを作者はあまり強調してないので、そうした不可能興味で読むと若干肩透かしだろう
謎の巨人の真相もそれっきゃないだろ、って感じだしなぁ

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