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ミステリの祭典

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絶海の訪問者

作家 チャールズ・ウィリアムズ(米国)
出版日2000年10月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 こう
(2008/11/02 22:43登録)
 折原一氏のガイド本での推薦で読んだ一冊ですが確かに雰囲気が折原氏の「セーラ号の謎」に少し活かされていると思いました。
 主人公はイングラム夫妻で外洋ヨットで新婚旅行中に漂流するヨットを発見する。そこからボートで逃れてきた一人の青年がボートでの凄惨な出来事を語るが、不審に思ったイングラムがボートで相手のヨットに乗船し、というストーリーです。
 典型的なサスペンスストーリーで推理の余地はありませんがスリリングでうまくまとまっています。海洋の冒険小説以外のジャンルの作品は珍しいこともありかなり楽しめました。40年以上前の作品ですが今でも古臭くなく楽しめます。ただラストはある意味ワンパターンな結末だと思いました。
 尚原題「デッドカーム」のタイトルで映画化されている様です。

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