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ミステリの祭典

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死を呼ぶ婚礼
修道士カドフェル 別題「死への婚礼」

作家 エリス・ピーターズ
出版日1991年11月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 mini
(2011/11/11 09:52登録)
修道士カドフェルシリーズ第2作「死体が多すぎる」が盟友ヒュー・べリンガーが初登場するなどシリーズの方向性の出発点だったとすれば、この第5作目「死を呼ぶ婚礼」はその方向性を確定した作と言えるだろう
まさにシリーズの王道パターン、これを読めば修道士カドフェルシリーズがどんなものか分り易い作だ
少なくともシリーズ第1作「聖女の遺骨求む」だけは後続のシリーズ作品とは傾向が違うし話が直接は繋がってないので後回しにする方が良い
歴史的背景の要素がかなり強かった「死体が多すぎる」に比べると、「死を呼ぶ婚礼」は基本的には普通の謎解き本格なので歴史ミステリーが苦手な人が読んでも大丈夫なんじゃないかな
ただしミステリー読者なら犯人の目星は付いてしまうだろうけど
謎の女性エイヴィスがいい味出している

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