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ミステリの祭典

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自白の風景

作家 深谷忠記
出版日1996年10月
平均点8.00点
書評数1人

No.1 8点 こう
(2008/06/22 02:01登録)
 18年前の菊山事件、という殺人事件を担当した弁護人がキーパーソンで、18年後菊山事件の裁判長がひき逃げで死亡、その容疑者が菊山事件を担当した元警部で、その担当が菊山事件と同じ弁護人で、という形で進んでゆく所謂冤罪物です。
 少し長いのが難点ですが、非常に読み応えがありました。ラストの部分は海外作品の「首つり判事」と似たところがあります。冤罪を扱ったミステリとしては、個人的には気に入っています。(いわゆる冤罪そのものを扱ったものは除きます)

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