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ミステリの祭典

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猫はソファをかじる
シャム猫ココ

作家 リリアン・J・ブラウン
出版日1989年08月
平均点3.00点
書評数1人

No.1 3点 mini
(2010/01/22 09:51登録)
近日発売の早川ミステリマガジン3月号の特集は”犬も歩けば謎に当たる”
私はヘソ曲がりなんで”猫”の方を

ココシリーズは、初紹介だったが本来は第4作目の「殺しをかぎつける」を最初に読んだ読者が多そうだけど、そうすると牝猫のヤムヤムが当たり前のようにレギュラー登場しているらしい
しかし第1作ではヤムヤムは登場せず、初登場するのがこの第2作なのである
もっとも最後に方でちょっと顔を出すだけなので正式なレギュラー化は次の第3作目から、ということで登場人猫一覧表にヤムヤムの名は無い
牝猫導入を薦める猫の精神分析家ってのが良い味出してるな

シリーズ第1作「手がかりを読む」では美術、この第2作ではインテリア・コーディネイトの世界
当時のアメリカではこんな事に現を抜かしていたのか、暇な奴等だぜ
何かこう扱われている業種が現実遊離していて世界に浸れねぇよ
謎解きの方もいただけないなこれは
だってさ、保険のかかった翡翠の盗難とくりゃあミステリーファンなら当然あれを疑うだろ
それはいくらなんでもミスリードちゃうんかいと思うと・・
殺人事件の犯人も、やけに登場のさせ方が地味だったんでずっと疑っていた人物で当てちゃったし
やはりこのシリーズはウィットに富んだ粋な会話文だけが取り柄だな

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