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ミステリの祭典

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蝶々殺人事件
由利麟太郎

作家 横溝正史
出版日1956年01月
平均点6.70点
書評数23人

No.3 8点 測量ボ-イ
(2009/05/04 13:15登録)
これは面白かったです。死体を入れたトランクの移動が
海外古典の「樽」やこれより後の作品ですが「黒いトラ
ンク」を彷彿させます。
謎の解決前に「読者への挑戦」もあります。横溝作品=
金田一という固定観念(?)のある方には特にお勧めし
たい作品です。

No.2 8点 空
(2009/03/17 22:38登録)
『本陣殺人事件』に1ヶ月遅れて雑誌連載開始された本作では、作者が戦前から登場させていた由利麟太郎を探偵役として起用しています。クロフツの『樽』を意識したとは言っても、やはり横溝正史の持ち味は綿密な捜査過程ではありません。最後の推理で一気にもつれた謎を解いてしまう構成です。コントラバス・ケースを利用したトリック自体も、むしろなんとなくカーを思わせます。もう一方のトリックは後の長編でもそのまま再利用されていますね。
個人的には、『本陣-』より厳格に構成されているようなところが好きな作品です。

No.1 9点 白い風
(2008/06/17 19:53登録)
30年ぶりに読み返してみました。
当時より再読の今の方が知識が増えた分感動したかな。
クロフツの”樽”を意識したコントラバスとトランクを使った遺体移動トリックです。
以後の鮎川さんの”黒いトランク”にも影響してます。
楽譜を使った暗号も出てきて簡単だけどもこの程度の方が素直に楽しめます。
元来懸賞小説なのでクイーン同様”読者への挑戦”もあります。
内容を含めミステリの王道的作品なので高得点を付けました。

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