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ミステリの祭典

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蝶々殺人事件
由利麟太郎

作家 横溝正史
出版日1956年01月
平均点6.76点
書評数21人

No.1 9点 白い風
(2008/06/17 19:53登録)
30年ぶりに読み返してみました。
当時より再読の今の方が知識が増えた分感動したかな。
クロフツの”樽”を意識したコントラバスとトランクを使った遺体移動トリックです。
以後の鮎川さんの”黒いトランク”にも影響してます。
楽譜を使った暗号も出てきて簡単だけどもこの程度の方が素直に楽しめます。
元来懸賞小説なのでクイーン同様”読者への挑戦”もあります。
内容を含めミステリの王道的作品なので高得点を付けました。

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