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ミステリの祭典

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殺人者の手記

作家 ホーカン・ネッセル
出版日2021年04月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 ROM大臣
(2023/07/07 13:06登録)
バルバロッティ警部補が活躍する警察小説。バルバロッティが休暇の旅行へ出かける直前、手紙が届いていた。「エリック・べリマンの命を奪うつもりだ。お前に止められるかな?」。やがて文面のとおり、その名前の男が遺体で発見された。その後も彼のもとに、新たな予告殺人の手紙が届く。
主人公は、別れた妻との間に三人の子供がいる四十七歳で、捜査よりもバカンスを優先させ、事件解決も神頼みというダメな中年男。それだけに彼の家族や恋人らにまつわるサブストーリーがなかなか面白い。もちろん本筋となる事件の展開も奇妙で、主人公同様、翻弄された。

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