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ミステリの祭典

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オスロ警察殺人捜査課特別班 フクロウの囁き
オスロ警察殺人捜査課シリーズ

作家 サムエル・ビョルク
出版日2019年03月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 麝香福郎
(2023/06/19 22:32登録)
オスロ郊外の森で発見された少女の死体。羽を敷き詰められた地面に横たわり、口の中にはユリの花、そして周囲には儀式に用いられたと思われる五芒星を形作るロウソク。検死の結果、被害者はやせ細っており動物の餌しか与えられていなかったことが発覚する。この事件の捜査のため、オスロ警察殺人捜査課特別班を率いるムンクは、前の事件の影響から精神的に不安定なミアを復職させようとするが。
前作同様、猟奇的な事件を捜査する特別班の個性的な面々の活躍が楽しめる。双子の姉の死をトラウマに持つミア、独り身で元妻の夫に嫉妬するムンク、昔の仲間が事件に関与しているらしい元ハッカーのガーブリエル、そしてサイド・ストーリーとして描かれるムンクの娘ミリアムの不倫。特別班のメンバーのプライベートが事件の解決とリンクしている点が読みどころ。

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