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ミステリの祭典

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愛して殺してマイアミで
弁護士ジェイク・ラシター

作家 ポール・リヴァイン
出版日1996年10月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 ROM大臣
(2023/05/18 13:15登録)
売り出し中のテレビキャスター、ミッシェル・ダイアモンドがある夜自宅で首を絞められたうえ、コンピュータのモニターに顔を突っ込んで殺されていた。そしてさらに第二、第三の殺人が起きる。
本書は読者の意表を突く趣向や伏線がたっぷり盛り込まれており、特に事件の鍵は、ジェンダーが重要なポイントになっている。
殺人現場に残された詩の解釈をめぐって、あれこれ推理するくだりなどは、ややもすればペダンティックになりかねないところだが、向こう見ずの行動とジョークに満ちたおしゃべりで、相手を煙に巻きながら解決に突き進む弁護士ラシターの活躍が、この作品を一気に読ませる魅力あるものにしている。

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