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ミステリの祭典

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決断
弁護士フランク・ギャルヴィン

作家 バリー・リード
出版日1994年01月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 ROM大臣
(2022/08/26 12:51登録)
ギャルヴィン弁護士のオフィスに、駆け出しの弁護士ティナが訪ねてくる。薬の副作用で使用者に先天性欠損症のある子供が生まれている。責任をとらない製薬会社に訴訟を起こしたい。新米弁護士の力ではどうにもならないので、自分の代わりに訴訟を引き受けてほしいというのだ。
前半はティナの正義感による薬害訴訟と、あまり動きのない裁判手続きに終始するが、後半に入りこの裁判はイギリスに移り訴訟の可否を左右する関係者が、次々と不可解な死を遂げ、サスペンスが強まっていく。
好男子でその正義感に魅力あるギャルヴィン弁護士。そのラブ・ロマンスもとかく硬く難しくなりがちな法廷ドラマを和らげている。裁判の緊張感を保ちながら意外な結末が待っている。

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