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ミステリの祭典

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嵐の眼
マーティン・ブロスナン

作家 ジャック・ヒギンズ
出版日1994年02月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 ROM大臣
(2021/10/05 14:04登録)
昔の仲間が敵味方に分かれ、知力と死力を尽くして相手の計画を読み取り、先手を打とうとする。早いテンポで次々と事件が発生していく冒険小説。
巧みな職人芸を発揮し、それなりの面白さはあるが、登場人物が善悪ともあまりにも類型的であり、既成のパターンの繰り返しで新味に乏しい。現英首相暗殺計画にしては緻密さに欠け、劇画的荒っぽさが目に付く。結末は続編狙いの意図がみえみえなのはいただけない。

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