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ミステリの祭典

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カンタベリー・テイルズ
旧題『聖地巡礼』

作家 真梨幸子
出版日2011年02月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 ミステリーオタク
(2020/03/18 23:50登録)
「聖地巡礼」というタイトルで講談社ノベルスから刊行された作品を、改題して文庫化された短編集。

マリちゃんの短編集といえば連作がお約束で、本作も連作短編集といえなくもないが各々のストーリーの関連性は申し訳程度なのでバラで読んでも全く問題なし。
その各々のストーリーも決して悪くはないが、マリちゃんミステリとしてはさほど悪臭度が高くない。でも文章はとても読みやすいので余剰時間の消費には最適。
少しビクっとしたのは、ノベルスは2011年発行なのに最終話で「新型糖尿病」や「テセウスの船」というワードがキーになるところ。

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