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ミステリの祭典

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落差

作家 松本清張
出版日1963年01月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 了然和尚
(2015/12/23 14:30登録)
本格ものを基準とした祭典ですので4点ですが、読み物としては6点ものです。本作では、推理要素とかは出てきませんし、傷害事件(多分起訴猶予?)が1件あるだけです。
本作の主人公の大学教授は、最低エロ爺(40代半ばだが、まあエロ爺と呼びたい)で、「わるいやつら」のボンボン医師が可愛く思えるぐらいの悪党です。いつ報いを受けて命乞いするような死に方するのかとページが進みます。
犯罪小説ではないのですが、最後に関係者一同が高知に集まってクライマックスを迎えるあたり、清張流で、結末がぼんやりというのも、いつものパターンですね。
作品の舞台は教科書検定なんですが、昭和35年頃の話です。つい先日、出版社が学校の先生の接待等でニュースになってましたが、50年以上進化なしですか。。。

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