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ミステリの祭典

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捜査線上のアリア
那須警部シリーズ

作家 森村誠一
出版日1981年08月
平均点6.33点
書評数3人

No.3 5点 文生
(2024/09/26 08:58登録)
1981年の作品であり、森村本格としてはかなりの異色作です。
得意のアリバイ崩しなどもあるものの、それらはあくまでも前振りで本番は終盤明らかになる大技。
しかし、これがいたずらにこねくり回しただけの代物で意味がよくわからない。
新しいことにチャレンジする意欲は買うものの、なんとも評価に困る作品です。

No.2 7点 人並由真
(2021/11/17 05:44登録)
(ネタバレなし)
 あー……。
 最後まで読んで作者の狙いは理解したつもりだが、それでも狐につままれたような気分で終わった一冊。
 素直に面白かった、かと問われると躊躇する部分もあるが、遊戯文学としての(中略)ミステリとしては、かなりのレベルだろう。正直、この一冊でかなり作者の株が上がった。
 
 あんまり詳しいことは書かない方がいい作品なので、この辺で。

 興味が湧いたら、読んでみてくだされ。

No.1 7点 こう
(2010/05/09 02:05登録)
  新人作家がホテルでの殺人に遭遇し容疑者扱いされたことを作品として発表したところ大ベストセラーとなり、というストーリーですが一読して森村誠一がこういった作品も書くのか、という軽い驚きがありました。同じ様なプロットを用いた作品の中では1981年作なので発表は早いですが当時は評判にならなかったのでしょうか。
 進行はスピーディですしストーリー上気になっていた欠点も結果的には意図的ですし良かったです。この作品を推薦していた本からの情報により結末は予想通りでした。同種の作品を読んでいる方の評価は低いかもしれませんが個人的には評価したいです。

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