皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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ミステリイ・カクテル(推理小説トリックのすべて) 渡辺剣次 |
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事典・ガイド | 出版月: 1975年01月 | 平均: 6.50点 | 書評数: 2件 |
講談社 1975年01月 |
講談社 1985年07月 |
No.2 | 8点 | 測量ボ-イ | 2015/07/06 21:19 |
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この僕がおそらくはじめて読んだであろうガイド集。
推理小説にこういうトリックがあるのだという事で、当時は 大変参考になりました。 但し本の性格上、ネタばれせざるを得ない箇所もあるので、 これから読まれる方はそこを注意して下さい。 採点は思い入れも含めての点数で。 |
No.1 | 5点 | 蟷螂の斧 | 2015/06/10 15:01 |
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本文より~『本書「ミステリイ・カクテル」は、江戸川乱歩の「類別トリック集成」におおむね準拠して、数多いトリックのなかから代表的なものを抜きだし、その作品例を要約してのべ、各々の概念をときあかし、かつ同種のトリックをふくむ代表作を列挙し、全篇を読みものとしてまとめてみたものである。』~
乱歩氏の「類別トリック集成」は同氏にとっても満足のいくものではなかったらしい。私には、どうもピンとくるものがなく、使い勝手が非常に悪い。本書は、乱歩氏に準拠しているとは知らず読んでしまったので、あまり効果的な内容とは言えませんでした。また、短編の例が多いことも私にはなじめないところがありました。なお、トリックに関する先駆的な作品が数点判明したことは役に立ちました。先駆的作品を読むことも楽しみの一つなので・・・。 現在、考えていることは、「トリック別ベスト5」的なものを自分なりに作ってみたいということです。やはり6W1Hに基づき分類するのがいいのかなあ?と思っています。大分類を犯人・被害者・アリバイ(時間・場所)・犯行目的・動機・方法(密室・毒殺)+叙述等とし、そこから中分類くらいまでの項目で抑えるような感じですね。いつになるか分かりませんが、書評で”本書は「意外な犯人像」のマイベスト3となりました”などと記載できればと思っています。 |