皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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ALFAさん |
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平均点: 6.70点 | 書評数: 160件 |
No.3 | 4点 | シャーロック・ホームズの事件簿- アーサー・コナン・ドイル | 2017/04/16 14:27 |
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さすがの聖典もここまでくると落穂ひろいのようなもの。トリックで有名な「ソア橋」もストーリー自体は単調。
歴史的価値、資料的価値を度外視すると評点は厳しくなる。 グラナダTVのドラマシリーズも、もともと原作が厳しいうえにジェレミー・ブレットの体調不良で出番を減らしたりと、残念なレベルが多い。 注目すべきは「ショスコム荘」。なんと十代のジュード・ロウが出演している。それもチョイ役ではなく、トリックに絡む大事な役どころ。ドラマの出来は原作同様のレベルだが、ジュード・ロウファンなら必見。 |
No.2 | 8点 | シャーロック・ホームズの帰還- アーサー・コナン・ドイル | 2017/04/09 13:36 |
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聖典第三弾。粒ぞろいの第一弾に比べると玉石混交だが、秀作だけを見ると負けていない。
フェイバリットは「六つのナポレオン」。一見小さな謎が大きな犯罪につながっていくところは「赤毛連盟」にも似ている。 グラナダTVのシリーズではシチリアマフィアの家族模様をうまくフューチャーして見ごたえあるドラマになっていた。珍しくレストレイドの出番も多い。事件が解決し、レストレイドから正面切ってほめたたえられたホームズのひきつった照れ笑いがおかしい。ここはジェレミー・ブレットの名演。 さらにおすすめは「恐喝王ミルヴァートン(犯人は二人)」 平凡な冒険譚に過ぎない原作を、重厚な長編に改変して見ごたえ十分。名優ロバート・ハーディ演じるミルヴァートンの存在感が圧倒的。柔和な表情に決して笑わない目で、モリアティ教授をしのぐ悪党ぶり。その分最後のカタルシスは大きい。 ドラマ二編は評点10。 |
No.1 | 9点 | シャーロック・ホームズの冒険- アーサー・コナン・ドイル | 2017/03/19 13:00 |
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いわずと知れた聖典。小学生のころから楽しんで、今もなお楽しめるというのもすごい。
19世紀ロンドン、ワトソン、ホームズという不動のパッケージに多彩な着想の「お話」が盛られているのが楽しい。そしてこの多彩な着想が後世のミステリ、スリラー、冒険小説へと進化していくということだろう。 フェイバリットは元祖ミステリ「赤毛連盟」と元祖スリラー「まだらの紐」 グラナダTVの名作ドラマシリーズではこの二作に加えて、「ボヘミアの醜聞」「青いガーネット(紅玉)」がおすすめ。 このころはまだ美青年の面影が残るジェレミー・ブレットがさっそうと演じている。ドラマは四作とも評価10。 |