皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ 本格/新本格 ] 容疑者Xの献身 探偵ガリレオシリーズ |
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東野圭吾 | 出版月: 2005年08月 | 平均: 7.90点 | 書評数: 105件 |
文藝春秋 2005年08月 |
文藝春秋 2008年08月 |
No.25 | 10点 | ある | 2008/09/21 13:22 |
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傑作だと思う。
「このミスがすごい」の大賞が,いつもこれくらいのレベルだったら嬉しいのに。 ラストの「叫び」は切なかった。。 |
No.24 | 9点 | Colt Python | 2008/09/13 18:58 |
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石神の靖子に対する想いは、確かに純愛だと思う。しかし、その為に行った犯罪(献身)は、絶対に許すことは出来ない。同情の余地も無く、極刑に値する。
最後の方で湯川が草薙に言った、「だけど、もうどうしようもないんだ」という一言が、湯川自身の気持ちを集約しているように思う。 トリックや登場人物の複雑な心理が面白く、非常に読み応えがありました。 |
No.23 | 7点 | ルカ | 2008/08/26 14:59 |
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本格ミステリとしては9点なんですが、純愛としては4点ですね。
感動はできなかったです。 |
No.22 | 6点 | マニア | 2008/08/26 14:55 |
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メインのトリックは単純だけど、それに絡めた第2、第3のトラップには舌を巻いた。特に靖子と美里のアリバイには自分も「?」と思っていたけど、真相を聞いて「なるほどォ」と思った。相変わらずプロットは充実している。湯川も含め事件関係者の心理描写も面白い。単純にミステリとしての評価は高水準。
ただ、全く感動はしなかったかな。ネタばれになるから書かないけど。でも、うーん・・ちょっとそこまでやっちゃうのは感心できない。と言うのが個人的な感想。 あと、舞台が学生時代に自分の住んでいたところ周辺だったので、懐かしく楽しかった(笑) |
No.21 | 8点 | いけお | 2008/08/21 07:34 |
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「私の論理的思考にお任せください」と言う石神の天才ぶりをもっと強調して湯川と絡んでたらもっとよかった。 全体的な完成度はかなり高いと思う。 |
No.20 | 8点 | ElderMizuho | 2008/08/17 10:03 |
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やはり警察捜査の一部に致命的としか言えないミスがあるのが気になりますね。
ま、小説ですから仕方ないと言えば言えるんですが、その他の捜査については滞りなくこなしているだけによけいに不自然。 だいいち探偵は気づいているんだからこの点を確認することくらいは造作ないはずなんだけどね。化学者なのに化学捜査が嫌いな探偵とはこれいかに。これも狙っているとしたらすごいが それ以外はほぼ完璧なプロットと言っていいと思います。伏線、トリック、どんでん返し、すべてが巧く出来てるし面白い。物語の全編をフルに使っていて好感が持てる。 純愛面に関しては正直私には理解できかねますが・・ |
No.19 | 9点 | COBRA | 2008/06/13 13:56 |
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面白い!ワクワクする。
ただ賞を取ったり、映画化されたり評判が高すぎて、 読む前にいらない情報が入りすぎるのが残念。 |
No.18 | 8点 | こう | 2008/05/28 00:35 |
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ミステリ的要素が強い本としてはゲームの名は誘拐以来であり十分楽しめた覚えがあります。
殺人の動機は前例がありよく使用されているもので個人的には好きではないのですが、この作品の様に愛する人のためならありかなと思いました。 東野作品は特に最近書きたいテーマがあって、それを優先して書かれている気がします。エッセイによると本人は本格に対して冷めた目をしているそうですが、この作品や初期作品のような方向の作品をもっと書いてほしいです。 |
No.17 | 10点 | no.3 | 2008/05/25 00:27 |
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いろんな感想を見ると、「純愛の物語」として評価する人と「本格ミステリ」として評価する人がいるのが面白いですね。
私は、本格ミステリとして感動しました。純愛を書きたかったんじゃなくて、トリックのために純愛が出てきたんだと思ってます。よく出来た倒叙物です。物語が面白いので、トリックの伏線でちょっとひっかかる点があったのに、そのまま流して読み続けてしまいました。上手くだまされたおかげで最高に楽しめました。 |
No.16 | 6点 | 深夜 | 2008/04/21 01:12 |
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石神の行動に共感できなかった。あそこまでやるなら、もっと心理描写を深く書いてほしいのだが、ほとんど無かった。よって、純愛だとか、感動といった感想は全くない。
ミステリーとして(トリック)や湯川と石神の友情物語という視点で読めば面白いが(まあ、湯川と石神はしばらく会って無かったみたいだけど)、ラストのせいで小説全体の面白みが減ってしまいました。 |
No.15 | 10点 | あさがお | 2008/04/05 09:52 |
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とても読みやすく、楽しめ、感動しました。トリックよりも、容疑者の献身がすごい。ストーリーの中盤での容疑者の行動の理由がわかった時は、とてもせつなかった。おすすめです。 |
No.14 | 6点 | ハンドル | 2008/03/21 01:29 |
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下レスの訂正。
「富樫の自宅」→前の自宅に痕跡が残っている可能性はまずゼロですね。すいません。 |
No.13 | 6点 | ハンドル | 2008/03/20 23:07 |
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真相が判明するまでは100点。でも使われたトリックが、それほど天才的なものとは思えない。
というのも、検死を行えば(歯形などは分からなくても)死体のおよその年齢が分かると思うから。 それに「富樫の自宅にあるはずの指紋や毛髪は検証しなかったのか」という疑問を抱かざるを得ない。 よって話の内容はとても面白かったがトリックの部分で減点。 |
No.12 | 3点 | gink | 2008/03/12 14:44 |
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トリック、簡単じゃありませんか?まあ、私の思考パターンが東野氏と同じだったからすんなり分かっただけかもしれません。でもこの小説からトリック抜いたら何も残らない…文章もさして面白くないし、何より非人道的なトリックにもかかわらず、無理やり感動話にしようとしているのには違和感があります。このストーリーにはもっと目を向けるべき本当の被害者がいるはず。それに目をつぶって純愛って…私が靖子なら石神のことを気違いとしか思えません。 |
No.11 | 9点 | 殿一気 | 2008/03/05 23:54 |
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あのガリレオシリーズがここまで昇華したことに、単純に驚きました(笑)。そしてドラマ化、映画化にも。犯人の仕掛けた度肝を抜くトリックは、この作品と、この登場人物ならではのものであり、他の作品で使われていてもきっと納得できないでしょうね。様様な所で、この作品は本格か否かという議論が交わされているみたいですが、私の中では間違いなく本格してましたね。まぁ、著者本人はそんなことどうでもいいんでしょーけどね。 |
No.10 | 10点 | 白い風 | 2008/02/09 20:49 |
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緻密でいて大胆な発想が読み応えありました。
また、人を殺してしまった母娘の心情を含め、単なるトリックミステリで終わっていないところがまたいいですね。 今までに東野作品20作近く読みましたが、私のNo.1作品です。 |
No.9 | 10点 | Take | 2008/01/24 00:52 |
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久しぶりにいい作品に出会えたことに感謝。
非常に読みやすく、素直に結末も受け入れられた。 湯川助教授の苦悩も、非常によかった。 |
No.8 | 9点 | おしょわ | 2008/01/14 14:05 |
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これは良かった。
倒叙ものってあんまり好きじゃないけど、これは単純な倒叙ものじゃなくトリックにも優れていて楽しめました。 確かにいろんな面でいい作品です。 |
No.7 | 10点 | itokin | 2008/01/11 19:21 |
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これは文句なしの一級品。直木賞も当然の作品、作者を最大限評価したい。 |
No.6 | 10点 | VOLKS | 2007/12/19 23:52 |
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読み進むうち、気付けば「ダルマの石神」に感情移入している。切なさと緊張が読み手に伝わる文体が見事だと感じた。
ミステリの部分も大満足した作品。 |